Report

— 過去に発表した作品の取材レポート。撮影時の舞台裏を、約2週間間隔でほのぼの更新。

REPORT - 57
28 Oct 2019更新

2015年発行ブルーガイド山旅ルートガイド「関東周辺の山」掲載写真「大菩薩嶺」


 今月は非常に天気が悪いですね。いくつか写真を撮りに行っているのですが、なかなかすっきりと晴れずにちょっと苦戦しております。なんとなく湿気が多いのか晴れでもうっすら高曇りになったり、まあとにかく天気を読みきれてない私がいけないんでしょうけど。でも、天気を読んで読んで慎重になりすぎると気づいたら家から出てない!なんてことにもなりかねないので、弱気になるな!と自分を鼓舞するも、、、、結局微妙な天気に。なんかこうバシッと気持ち良くシャッターを切りたいものです。
 天候に悩まされたといえば陸上競技の方もでして、今シーズンラストの400m記録会も結構な雨のために棄権してしまい、中途半端な感じでシーズンオフに入ってしまいました。ラストランで50秒台を出そうと気持ちは入れていたのですが、中途半端に終わるとそういう気持ちもうまく収められず、あまりいいシーズンオフの入り方ではないですね。喜びで終わることもできず、反省で終わることもできなかった、というのはなんとも気持ちのやり場が難しいところです。結局4月の51秒5というのがシーズンベストになってしまいましたし、800mに至っては1本もまともに走っていないような。。。来シーズンに向けてどうしようかというテンションも上がらないところですが、まあとりあえずは体を休めるのがベストなんでしょう。って、私の場合は陸上をお休みしても山に登らなくてはいけないので、、、、、体が休まるのかどうか。なんだか年中運動しているようで、後からガタが来ないといいのですが。
 ということでテンションを上げようと、写真の方がうまくいってくれると本当に嬉しいのにこの天候。でもきっといつか晴れますよね。。。って紅葉もそろそろ終わりそうな時期。冬に向けて、気持ちを入れていくしかないのか。いや、それまでとりあえずはMGでも買えば上がるんじゃないか?個人的にはまだRGのνガンダムを買ってないのでそれもいいかとも思いますが、1/100スケールくらいないとテンション上がらない気がしています。というか放置のHG、F91を仕上げないと次に気持ちが進まないし、棚の上にはHGハイゴッグが積んであるので、ある意味ガンプラも気持ちが苦境に立たされております。あぁ、もうチャリ旅でも行くか!
 さて、今回の写真ですが、ブルーガイド「関東周辺の山」からの出場で大菩薩嶺の写真でございます。大菩薩嶺、と言っても大菩薩嶺「からの」写真で、大菩薩嶺「の」写真ではございません。すみません。決して「展望の山ですから」という訳ではなくて、まあこういうガイドブックでその山について紹介するときに、あまりルート外からの山容写真を使わない、というだけです。ルート外からの山容がよほど特徴的ならいいんですが、まあその大菩薩嶺はそういう山でもございませんので。。。と言いながら、どこから眺めると大菩薩嶺のいい写真が撮れるかと結構足を運んでいたりします。
 話は脱線しますが、大菩薩嶺の山容って結構難しいです。黒川鶏冠山からの大菩薩はシュッと頂が立って格好良く、背景には富士山まで入っちゃってパッと見で絵的にはいいですが、さて格好は良いものの、これが大菩薩嶺らしいか、と言われるとそうではないし、歩いてみればなだらかな山ですからそういう「らしさ」を入れ込んだ方がこの山の特徴を突いていると思います。じゃあそれならどこから撮ったら地形的にもわかりやすく、特徴も出て、かつ写真として美しく見栄えのある絵になるか、と考えるとなかなか難易度の高い山な訳でございます。美しい絵、意味のある絵というものは何よりもバックボーン、そして準備が大事、ということでこういう山は撮る前に非常に考えされられますので大好きでございます。
 こちらの撮影は2014年10月29日。平日にも関わらず結構混んでたのをよく覚えております。まあ平日だし、、、と余裕こいていたのですが、甲斐大和の駅で電車からホームに降りると、どの車両からも人が降りること降りること。こ、これは?バスに乗りきらないのでは?と思い、焦って走りましたがやや遅かったようでとりあえず乗れませんでした。臨時便まで30分くらいタイムロスがあったでしょうか、天気も良いとこういうの非常に焦ります。このときは狙った写真というよりも真昼間に普通に撮れればいい、と思っておりましたので落ち着いておりましたが、場合によってはたった15分という時間差でも撮影には命取りだったりしますので、、、、ってそんなに命が大事ならマイカーで行けよって言わないで。
 バスは40分くらいの乗車ですが早朝に家を出てきたこともあってほぼ記憶にないくらい寝ておりました。おそらくヨダレも垂れていたと推測されます。あれって不思議と垂れた瞬間にすすって起きるんですよね。見てる方からしたら、いやもうお前垂らしてるよ、って感じですが。ということで無事に上日川峠に着きまして、ゆっくりと登っていきます。というかここまでバスで来るとほとんど登っているという感覚のない山なんですけども。
 どうこう言う間もなく大菩薩峠に着くところが素晴らしい。これだけの展望をノーストレスで楽しめるっていうのは本当に気持ちが良いことです。いやそりゃあロープウェイとかで行けるのも一緒なんでしょうけど、完全に観光地というのとちょっとでも歩かないと来られないというのはだいぶ違うのです。いくらか体力があって動くのが得意な方の私でも、やはりしんどいとか面倒とかいうものはあるものでして、楽に山が楽しめるというのは嬉しいわけです。
 ということで峠から早速撮った写真が今回の写真です。南アルプスがズラ〜っと見渡せる大変気持ちの良い日でございました。が、10月末にもかかわらず全く雪が無い!というのもどうなんでしょうか。まあでもこれだけくっきりはっきり見えると気分がいいですね。ここではパターンを変えていくつか撮影しておりますが、ガイドブックの扉でこの写真を使用いたしましたのは、手前の笹原の部分が多いからです。絵的には展望メインにして笹原をカットしたほうが見せたいものを伝えやすいですが、笹原をしっかりと入れ込むことによってこういう場所なんですよ、というのもしっかり伝えたかった訳ですね。展望は大事ですが、展望だけにしてしまうとこの山じゃなくてもいいということもありますし、大菩薩峠からの、大菩薩峠という場所がこういう場所という要素もちゃんと入れ込むことが大事だと思っている訳です。ちゃんとこの場に立って見たような感覚を作り出したい、ということです。
 峠からはこれまた何のストレスもない道を登っていきます。ずーっと展望が続きますから、本当に気持ちが良い。ツツジの春、静かな冬も好きですが、秋色の大菩薩もいいです。どの季節よりも人が多いんですが、それがあまりストレスにならないというか。賑やかで楽しそうな雰囲気というか。もしかしたら大菩薩がなせる技なのかもしれません。こういう誰でも気軽に楽しめるから楽しんでる、みたいな。逆に笊ヶ岳とか大無間とかで人が多かったら、なんでこんなにいるんだよ!と思ってしまうかもしれませんが、いることが絵になるというものでしょうか。花火大会が無人だったら逆に楽しい感じがしない、というやつでしょうか。稜線を進むにつれだんだんとよく見えてくる富士山の眺めも素晴らしい。さすがに富士山には雪がなんとかついていますので、まあよかったです。
 雷岩に着いたのはお昼頃でしょうか。ここからはいつも通り山頂を通って稜線北側を周り、丸川峠から下ります。ちょっと時間があったので歩いたことのない唐松尾根を往復してきました(ってほとんど登山口に下ってるけど)。名前の通りカラマツが多く、ちょうど紅葉していましたので気になったのかもしれません。しかしこのカラマツのオレンジ色というか黄金色というか紅葉の輝きは本当に大好きです。青空との相性もバッチリですし、キュッと伸びた樹相も美しいし、立ち並ぶところも、、、ってまあ二次林が多いですがいいですよね。紅葉に失敗が少ないところも写真家としては得点が高いです。紅葉がダメな年はカラマツ狙いでいくかぁ〜と逃げに走ることもできるし。そんなに人とすれ違うこともなかったので、多くの人は山頂を踏んだらまた峠経由で戻ってるんでしょうか。唐松尾根の下り始めがちょっとだけ急だから、なのか、展望をもう一度なのか。
 雷岩に戻りまして山頂から丸川峠へと参ります。この間は北側ということもあって薄暗いのですが、散々明るい場所を歩いてきたので雰囲気が変わるのは楽しいですね。そんでもってまたぽっかりと明るい丸川峠に出るというのも楽しい気持ちになります。こっちに回ってくると大菩薩嶺全体の人口からすると減りますので、だいぶ静かになります。実はこの時期だとこの丸川峠からの道が結構な紅葉の見どころとなるので、展望はないですがおすすめです。山頂から上日川峠へ戻ってしまう人は本当に勿体ない。まあでも山頂からだとバス停まで約1000m下ることになるから、、、、まあ仕方ないのか。
 林道に出た後のバス停までは道路のグダグダ歩きなんですが、これも好きだったりします。実は、、、、結構林道とか道路歩くのが好きだったりします。って言わなくてもここ読んでる人だったらすでに知ってますか。つい先日も東北で撮影後、10km近くボーっと歩いてました。何というか、その土地の感触が得られる気がするんですよね。車でガーッと通ってしまうと気付かない風景に目がいったりとか、まあ苦労した分思い出になるというのが多いのかもしれませんが。いや、決してここで書くネタのために歩いている訳ではないんですよ。
 ということでバス停を通過、大菩薩の湯まで降ったので1200m近く下ったのかもしれない。とりあえずひと汗流し、塩山行きのバスに乗って帰って行ったのでした。

とりあえず頑張ります

 しかし振り返ってみると天気のいい年でした。。。2014年と言えばひどいくらい8月が晴れなかった年ではありましたが、その後は持ち直して9月10月とポンポンポンっととりあえず高気圧が来ていたような気がします。朝晩ももうちょっと涼しかったですし。う〜ん、今年はちょっと悪いよなぁ。風景写真ならいざ知らず、山岳写真はやはり基本晴れてナンボですので、なんとかなってほしいものです。

 天気に恵まれず
 陸上もシーズンオフ
 ガンプラもぼちぼちでは、、、

 とりあえずトンカツでも食べますか。。。
 あっ!もうカキフライ出てるな!

 テンションが5あがった!

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