Report

— 過去に発表した作品の取材レポート。撮影時の舞台裏を、約2週間間隔でほのぼの更新。

REPORT - 29
25 Mar 2018更新

単行本「ときめくヤマノボリ図鑑」掲載写真「富士山」

 

 さ、桜が早くも咲き始めてしまっているこの頃。いくら暖かくなってきたからといっても極端です。こうなってくるとこちらも桜にシフトしなくてはいけないので、気持ちの持っていきようが大変です。何と言っても花のタイミングというのは神経を使いますので、そういうのに比べるとだいぶのんびり感のある冬に慣れちゃってると、あわあわとしてしまうのです。
 とりあえず落ち着かせるために、陸上トラックでスパイク練習を始めました。写真撮れって?まあまあ。早速3月のまだオフシーズンから200mを23秒6で走れまして、今年はいい!と思いきや、肝心の中距離800mのペースが上手くとれなくて落ち込んでいます。桜でソワソワしたり、陸上競技でイライラしたりと忙しい毎日です。
 40歳で200m23秒というのはぼちぼち速いと思うのですが、さすがに短距離、専門の人だと同じ歳でも22秒台という魔人がいたりするので、やはり私は中距離なのかと。もうちょい頑張ればいけそうなところもあるんですが、何せ昨年200mはフライングで一発退場しているので、やはり短距離向きじゃないのかな、、、、と。でも、その専門の中距離が出遅れてるので焦っているわけです。歳なのかな。。。セサミンとか飲まなきゃいけないのかな。。。とか。23秒で走れてるんだから、まあ元気な方なんでしょうか。すみません、どーでもいい話でした。
 それから先日、とある編集の人と打ち合わせをしたときにプレゼントを頂き、家に帰ってラッピングを剥がしたら、なんということでしょう、RGのズゴックでした!というか実は頂いたときにラッピング越しに、この大きさはRGっぽいな、、、(ウフフ)と盲牌できていたのですが、さすがにMSまで特定できてませんでした(当たり前か)。今までにHGUCのズゴックを3体手掛けたことがあるのでRGは作ってみたいけど二の足を踏んでいたんですが、うーん、これ以上嬉しい贈り物はありません。あまりの嬉しさに、量産型で塗装しそうな勢い。いや、ミニミニサイズのシャアも塗装しそうな勢い。すみません、どーでもいい話でした。でも、山の写真を撮ってるばっかりじゃないんです。え?陸上とかガンプラばっかり?いえいえ、ウエイトトレーニングもちゃんとやっております。
 さて、今回の写真ですが、そんな盛り上がってきた気持ちで、桜の写真を選んでみました。「ときめくヤマノボリ図鑑」という単行本で使用しました、桜と富士山の写真です。撮影は2011年4月13日。
 この「ときめくヤマノボリ図鑑」という本は山登りにおける色々なテーマに沿って、細かくそのイメージに合うような写真を載せておりまして、ドスンという大迫力の写真こそないですがイメージがピッタリ合うようなものをたくさん載せております。こういう本を作ろうとすると普通は色々な所から、色々な写真家から写真を掻き集めないとイメージが揃わないから大変なのですが、私にかかると一人で済むわけです。と、誰も褒めてくれないので思わず自分で言ってしまいました。いや、ほんとに思わずです、いやーびっくりした。
 桜と富士山、となるといろんな撮影スポットがありますが、山をメインで撮影している私としては、桜風景よりもやはり山がメインとなります。なもんで桜は山の添え物ということで、山をドスンと見せつつ手前を花で飾れるような場所が好みではございます。風景写真だとそれこそ桜そのものを撮ったりするかと思いますが、一緒に山が写せない桜にはあまり興味がわかないという、病気でしょうか。でも、桜だけだとパンチが足りなくて満足いかないんですよね。
 風景写真の桜を見ると、何でもうちょっとこう山の迫力を見せないもんかなぁ、と思ったりもします。もちろん人それぞれですので撮り方は各個人の好みが出るのですが、何というか、感情的な美しさだけでなく、確固たる力強さを兼ね揃えたい、わけです、私的には。わかりやすく言うと、初期ニーチェのアポロ的というところのものでしょうか。わかりにくい?じゃあ、あれだ、恋しさと切なさと心強さと部屋とTシャツと渡哲也、的なもの。美女と柳生博、と言い換えることもできる。
 盛り上がってまいりました。ということでこの時に富士山!と桜!だけ!みたいな写真が撮りたくて、月並みですが静岡は龍巌淵と雁堤を巡りました。実はこの一週間前にも同じところに訪れており、龍巌淵は満開だったものの、雁堤は五分くらいだったので、ダメじゃんお前撮り直してこいよの再チャレンジ回でした。
 桜の撮影というのは(私にとっては山の撮影なわけですが、、、)、毎度プレッシャーです。というのもこの時期、それこそ桜だけならいいですが、遠景の山が暖かさでぼってりしがちなので、晴れるだけでなく、できるだけくっきり晴れ渡哲也、じゃない、勝手に変換するな。くっきり晴れ渡る日じゃないとだめなんですよね。なので朝の冷え込みとか、気温が上がる日でも空気感のいい日など、うまい巡り合わせが必要になってきます。って、もう運じゃねーか。早朝はまだいいものの、スタンダードな桜と山の写真となると色が落ち着いてきた昼間がいいので、靄らないかとか、雲湧いちゃわないかとか、正直もう気が気じゃない。
 ということで、いつもなら桜の咲き具合も相まって生きた心地がしませんが、この時は再訪、咲き具合に心配はありません。あとは天気。身延線の柚木駅を降り、ポカポカ陽気の中を雁堤へと歩いて行きます。
 天気は大丈夫そう、先週のおかげで撮る構図も決まっているので、気持ちも朗らかです。こうなると足取りも軽く、ミュージカル風に“part of your world”を口ずさみながら踊るように向かいますよ。しかし、アラン・メンケンの作曲能力はほんとに高い。美女と柳生博の、ってだから勝手に変換するな。美女と野獣の曲もシンプルでいて巧いしね。
 雁堤に到着するなりガツガツと撮っていきます。ここは桜の名所ですが、名桜というのではないのでカメラマンは少ない感じでした。まあ公園なので、風景だと雑多なものが写りがちといえば写りがち。でも、富士山との距離感とか、桜の高さを考えると、今回撮りたいイメージは作りやすい場所です。そういうわけで何カットも撮れるわけでもないし、大自然!というわけでもないんですが、「富士山をメインとしつつ&桜」というとりあえずのイメージが撮れましたので、よかったよかった。

たまにはこんな日もあってもいいよね

 普段は山を歩いて走って慌ただしい撮影ばかりですが、下界での撮影は本当にのほほんとしたものです。風景専門だとのほほんとしてられないんでしょうが、山専門なのでこういう時くらいのんびりさせて下さい。メリハリ、と言いましょうか、時には思い詰めずに撮影を楽しむ時もないと、写真を撮ること自体に疲れてきてしまうとも思うんです。といいながら、先週の一発目に失敗しての再訪だからのんびりできてるわけなんですが。
 前週は龍巌淵から雁堤と周りましたが、この日は雁堤の方が撮りたいイメージの写真が入りそうでしたので、雁堤から龍巌淵へと周りました。龍巌淵はやや散り始めでしたが、それはそれで川面を流れていく桜の花が綺麗でした。
 今年もこれから何件か山と桜の風景を巡ります。またのんびり気分を味わえそうで、とても楽しみです。
 もし見かけたら、お気軽に声を掛けて下さいね。

 多分、、、、声も掛けられないほどイライラしています。


 うぉー、雲湧くなよ!
 んだよ、風吹くなよ!
 。。。。
 晴れるって言ってただろ!!(目から火)

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